10月20日友人のKさんにお誘いを受け、Aさんと3人で畠山美術館と根津美術館に行きました。


【畠山美術館】 

   畠山記念館は、茶道具を中心に、書画、陶磁、漆芸、能装束など、
日本、中国、朝鮮の古美術品を展示公開している私立美術館です。
収蔵品は、国宝6件、重要文化財32件を含む約1300件です。

創立者畠山一清(1881―1971)は能登国主畠山氏の後裔で、実業界に名を馳せました。
事業のかたわら、即翁と号して能楽と茶の湯を嗜み、長年にわたり美術品の蒐集に努めました。
昭和の初めには旧寺島宗則伯爵邸のあった白金猿町の土地約三千坪を購入、
奈良般若寺の遺構や、加賀前田家重臣横山家の能舞台などを移築して、
私邸「般若苑」を造営し、昭和18年に開苑の茶会を催しています。
茶の湯の美術館として親しまれています。

畠山記念館では「與衆愛玩 畠山即翁の美の世界」を拝見し、お茶室で一服頂きました(館内撮影禁止)

「畠山記念館」入口



入口の庭園



(左)前の屋敷の所有者寺島宗則伯爵邸へ明治天皇がご行幸有らせられたことを記念する石柱と、 畠山氏・井口氏の胸像
 (右)亀岡十勝の詩碑



奥の空間に隠れるように、いくつかの茶室が見えます



素晴らしい庭園が続きます



まちあい



【根津美術館】

根津美術館は、東武鉄道創始者の根津嘉一郎によって、 昭和15年に創立され、翌年開館しました。
収蔵品の基幹は、創立者根津嘉一郎が収集した東洋古美術品で、現在7千点余、うち7点が国宝、
81点が重要文化財、99点が重要美術品の指定を受けています。

昭和20年の戦災で建物の大部分を焼失しましたが、昭和29年に美術館本館等が再建されました。
庭園は創立者の旧邸で、江戸時代河内国丹南藩高木主水正の下屋敷があったところです。
約7,000坪あり、樹木が多く自然の味わい溢れる園内には、茶室4棟、薬師堂などの建物のほか、
石仏、石塔、石灯籠などが点在しています。また千利休の茶庭の極意に倣って造ったものです。
根津美術館では、自然の中に建つ四方をガラスで囲まれた開放的なスペースのレストランで昼食をとり、
Kさんが事前に申し込まれた、お茶会にご一緒させて頂きました

「根津美術館」入口



入口を入ると新しく出来たアプローチがモダンです



庭園内は日本庭園では極めて珍しいスロープによるバリアフリー化を実現。
ぐるりと一周し「根津美術館八景」や広い庭園の石段を下りて、
今回目的の茶会が行われるお茶室に向かいます





(左)茶室に到着しました(右)向かいには待合があります



茶室前で記念写真を撮りました



「八ツ橋の池」

庭園の中央部の低地に池があり、周囲は庭園全体が鬱蒼とした樹木に覆われています。





「ほたらか山」

庭園南西に銅像の観音菩薩立像を中心に石仏や石造石塔を集めた山
    


「弘仁亭・無事庵」明治末に建てられた書院茶室



(左)吹上の井筒(今でも地下水が吹き出ています)
   (右)1階ホールから見た庭園、前方向には六本木ヒルズがあります。




今年の紅葉には少し早かったようでしたが、両美術館の展示も庭園もお茶会も素晴らしく
素晴らしい一日をを過ごしました。Kさんに感謝です有難うございます。

想えば、茶道のお稽古から遠ざかること、30数年が経っています(子育てに専念)。
HPの名の「翠昌」も、宇宙ロケットが月に着陸した年、1969年に師範の免状を頂いた時の雅号です。
お稽古に通いながら、先生の助手として毎週茶道を教えに通い、「柳森神社」「東京会館」「本土寺」
「上野精養軒」「六義園」「護国寺」「先生のお宅」等、年に数回行われたお茶会で、
お手前をした事などを懐かしく想いだします。
良き指導者、良き先輩、良き仲間がいらしたから頑張れました(幸せでした)。



尚、説明には一部パンフレット・インタ^ネットより引用させていただきました。





どうも有難うございました。

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